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胃瘻(いろう)と人間らしさ

皆さんこんにちは、アオジです。

 

 

皆さんは食事が好きですか?

食べることは幸せなことですよね!

 

 

朝はさっぱりと鮭に味噌汁。

昼はがっつりラーメンやハンバーグ。

夜はちょっとおしゃれ気取りにパスタやリブを舌鼓……

 

 

考えただけでお腹が空いてきました。(´・ω・`)

 

 

ちなみに私は食事が好きすぎて、朝食のためだけに朝起きる

なんてこともしばしば(笑)

 

 

今回はそんな食事に関して、お話ししていきたいな

と思いますので、ぜひ最後までお付き合い願います!

 

 

※今回も「看護の力」より一部を抜粋しております。

 

 

【それでは、本編です!】

 

 

基本的に私たち人間というものは食事を摂ることが好きですし、

当たり前なことでもあります。

 

 

ですから、病人や高齢者の方への食事の援助は看護の中でも

特に重要なウエイトを占めているのです。

 

 

基本的には栄養バランスや消化吸収能力、

病気による制限などを配慮するにしても、

 

 

「美味しく楽しく食べることができる」

ようにすることがその人が持っている回復過程を

整える意味からも極めて大切なこととなります。

 

 

ですが、病人や高齢者の方々の中には自分で物を噛んだり

飲み込んだりすることが難しい方もいます。

 

 

そこで近年、著しく発展してきた医療技術は

胃瘻(いろう)を施すことによって、

その問題を解決してきました。

 

 

ここで胃瘻とは何なのか、簡単にご説明させていただきます。

 

 

胃瘻とは、外界から胃の中に管を通し、食物や水分や

医薬品を流入させて投与する措置のことです。

 

 

とても画期的な措置ですが、ここで新たな問題が

生まれたのです。

 

 

それは人間本来の食事の摂り方、つまり、人間らしさ

そう簡単に諦めてしまって良いのか、というものでした。

 

 

皆さん、こうは思いませんか?

 

 

別に、食事ができない人の栄養補給の手段なんだし、

食欲が出てきて口から食事ができるようになれば、

胃瘻とかやめれば良いんじゃないの?

 

 

と。

 

 

私も最初はそう思いました。

 

 

しかし残念ながら、

 

 

胃瘻のほとんどは半永久的に

そのままつけっぱなしなのです。

 

 

つまり、胃瘻は「口から食べる」喜びを奪ってしまうことに

なるのです。

 

 

しかも、ご本人の意志を無視し、毎日決まった栄養物を

味わうこともなく送り続けることになるので、

 

 

見方によっては「暴力ではないのか」とさえ言われています。

 

 

食事を摂ることができない方のために生まれた措置が

その方に暴力を振るうことになる。

 

 

そうはいっても栄養を送り続けなければその方を

救うことはできない。

 

 

胃瘻(効率よく生きること)を取るか、

人間らしさを取るか。

 

 

大半の人がどっちとも答えられない極論が、

医療の場ではしばしば現れる、ということですね。

 

 

難しいものです、これが生命倫理というものでしょうか……

 

 

ちなみにもし私が自力で食事を摂ることが難しい状況に

陥ったとしたら、

 

 

たとえ難しくても、牛乳(250㏄)を飲むのに

2時間かかったとしても、人間らしさを取ると思います。

 

 

まぁその時になったらどう思うかはわかりませんが^^;

 

 

皆さんは、もしその時になったら

 

 

胃瘻と人間らしさ

 

 

どちらを取りますか?